西浜荘リピーターはユニークな人多し

八重山諸島の波照間島。

西浜荘という宿で知り合ってから数日間、仲良くさせて頂いた、群馬から来た50歳くらいのユニークなおじさんのお話。

 

      

僕は10日程度波照間島に滞在していた。

宿を転々と移動していた僕が、西浜荘で宿泊した時の初日。

プレハブ小屋の個室に髪の長めな細い体のおじさんが出入りしているのに気付いた。

目が合うと、軽く挨拶をして、けれど数時間はそれきり。

 

その後、僕は他の旅人に誘われて、居酒屋バンブーに行き、楽しくおしゃべり。

その後も西浜荘に帰ってきて、外のベンチで飲みながら、みんなでおしゃべり(ゆんたく)をしていました。

 

確かあの時は、ゆうき(旅人)がそのおじさんを見かけると、「一緒に飲みましょうよ!」、と声を掛けたのがキッカケ。

おじさんは、遠慮しながら、「もう一人で飲んだので、飲めないですよー!」と遠慮しながら、僕らの押しに負けて結局は合流した。

 

そこからおじさんの話が面白いこと、面白いこと。

話の内容もそうだし、話す姿(満面の笑みで前のめりな感じ)も。

いろいろ楽しい話を聞かせてもらったのだけれど、中でも印象的だったのは、海辺でサンダルを拾ってきた、という話。

 

「本当に今回は波照間も雨が降らなくて、天気も良くて最高です、えぇ。」

「夜ご飯は、ごはんを炊いて、豆腐を買ってきて食べました、はい。」

「そうそう。最初履いてた靴だと靴ずれして痛かったんで、ニシ浜でサンダル調達してきたんですよ。えぇ。はい。」

 

と満面の笑みで話すわけ。

みんな、一瞬「ん?」「どういうこと?」みたいな顔になるよね。僕もなりました。

そんな雰囲気に構わず、おじさんは続けます。

「両足それぞれ色が違うんですが、サイズが同じで助かりました、はい」

「まぁ、エコみたいなもんです、えぇ」、と。

「ちょ、ちょ、どういことですか?拾ってきたってことですか?」と僕が聞くと、おじさんは最高の笑顔で

「はい、良い物件があったんで、調達してきました!!」

 

そしたら、みんな大爆笑。

 

自宅のある群馬から波照間島までは、クロックスの靴を履いてきたそうだけれど、右足の甲の靴擦れが我慢できなくて、ニシ浜で落ちていたサンダルを拾ってきて、自分の物にしてたということです

 

よく見ると、片方の色がそれぞれ白と青で色が違う。なんか逆にオシャレ。。

これ以来、僕も含めた旅人たちは、このおじさんにハマり、仲良く話すようになりました。

 

そして、一緒に飲んでいた旅人たちとも、お別れ。

たった数日とはいえ、同じ景色や出来事を一緒に笑った仲間が帰っていく。

みんな口には出さないけれど、もう二度と会わないかもしれない、それでも言葉を選んで、

「ありがとうございましたー!」とか

「それじゃあ、またー!!」とか

それはそれはとても寂しいの

このときは、僕もおじさん(右下)も見送る側。

 

そして、おじさんが帰宅する最終日の朝。

僕はすでに違う宿に移動していたのだけれど、ニシ浜に行くとサンダルおじさんがいた。

 

「ついに最後になってしまいました。今日帰ります。」

 

と、笑顔だけどどこか寂しそうな感じ。それでも、僕が

「また来ればいいじゃないですか。仲良くなった人、誰かしらにきっと会えますから。」というと、

「私、18年間で10回くらいは波照間島に来てるんですよ。でも、なぜか誰とも再会したことないですねぇ。はい。」

と、なぜか嬉しそうに話した。(なんか寂しい。。)

 

そこから一度、西浜荘に帰って帰り支度をしたおじさんも最終便16:50の1時間前にまたニシ浜に来て、

「あと1時間を切ってしまいました!!ニシ浜、最後の見納めです!」

と、また笑顔。

 

勝手な想像だけれど、一人旅で来た波照間島で僕ら若者と知り合って、いつもより楽しく過ごせた数日間だったんじゃないかな。

 

 

もちろん僕は見送りにいきます。たくさんの旅人が波照間島をあとにするあの高速船の桟橋。

 

 

また来年や再来年におじさんは、波照間島に来るのかな。

この時、波照間島で出逢った仲間たち、過ごせた時間たち。

そんな素晴らしい出会いや時間を感じたいからね。

 

何度も波照間島に来ているにもかかわらず、誰とも再会できないおじさん。

もし、おじさんが波照間に来る時、僕も波照間島にいて、「おかえり!」みたいな、おじさんばりの笑顔で迎えてあげたらな!!

 

おじさんと、拾われたサンダル(白、青)。

 

あるいは、逆におじさんが先に着いてて「おかえりなさい!!もう良い物件、調達してありますよ!」みたいな。

 

ニシ浜の青がどこまでも続く早朝のニシ浜、そしてサンダルおじさん。

 

 

 

(2018年8月 追記)

2017年に出逢ってから、実は翌年の2018年にまた波照間島で会うことができました。

僕の旅程とは少しずれていたため、たった1泊しかお話しできませんでしたが、いろいろな話をゆんたくの場で聞かせていただき、本当に楽しい時間でした。

ありがとうございます!というか、また名前を聞きそびれた^^;

 

2度あることは3度ある!またゆっくりお話ししたいです。

 


あいかわらず風貌が変わっていませんでした^^

 

 

 

ファイル・ロケーション: STORY

コメント

  1. サンダルおじさん

    波照間ではお世話になりました。大変楽しかったです。西浜壮で判断を誤り炊飯器で五合炊いてしまったり、クロックスがニシ浜に対応せず、漂着物のサンダル拾ってみたり、良い思い出です。サンダルは持ち帰り、現在も家で使用してます。再会率の低い(笑)波照間ですが、また会えたら良いですね。「あやふふぁみ」でラフテー定食(¥800)食べましょう。再会を楽しみにしております。No Hateruma , No Life!
    また行きます。

    1. えーー!本物ですか?サイト作っていることも言っていなかったので、まさか見られるとは思わず、勝手に好きなこと書いてしまってます。サンダルおじさんとかすみません。。苦笑
      No Hateruma, No life. イイですね!僕にとって2017年の夏は今までになく特別です。いくつもの出逢いに恵まれすぎました。。波照間島を好きでいる限り、いつか会えます!そして、「みんぴか」のカキ氷も食べましょう!

  2. サンダルおじさん

    お久しぶりです。昨年は初日以外台風の影響で天気が悪く宿のテレビばかり見ていました。天候が悪いせいか宿泊者は他に誰もいませんでした。幸い船や飛行機は動いていたので予定どうり帰る事ができました。天気は仕方無いですね。初日の晩は佐渡へバイクで行った時の話をした様な気がします。1995年の夏。バイクはカワサキzzr1100c2
    。会ってるかもしれませんね。

    1. コメントありがとうございます!^^

      あの後も天気悪かったんですね^^;
      本当にたくさんの楽しい話ありがとうございました!
      またお会いできた時は、仲良くしてくださいm(_ _)m

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