防護ネットって何のため?
沖縄の海でシュノーケリングをする目的は、やはりキレイなお魚やサンゴを見るためですよね。
しかし、海水浴場に行って、よく見かけるのが、防護ネットのあるビーチです。
防護ネットの内側でしか泳げないビーチは少し嫌と思うのは普通です。
「せっかくキレイな魚を見に来たのに、お魚と人間のあいだに大きな網が・・・。」
でも待って下さい!
防護ネットの目的は、遊泳者を危険から守ることです。
しっかりと防護ネットの役割を理解して、沖縄の海を楽しみましょう。
役割その1:海中の危険生物から遊泳者を守る
死に至る可能性あり!危険生物ハブクラゲ!!
ということで、海水浴場などの注意喚起の看板によく登場してくる嫌われ者 ハブクラゲ君は、沖縄や奄美で5月~10月にかけて発生するクラゲです。
沖縄に行ったことがある人は、聞いたことがあるかもしれません。
胴体は丸っこくて、触手をゆらゆらと長く漂らせます。強力な刺胞毒を持っており、触手に触れた小魚などの獲物を麻痺させて捕食しているようです。
なんとコレがとても危険。
ネット上で被害を受けた人の画像を見ると、ミミズ腫れのようになっており、最悪死亡したりする人がいるようです。。
上の画像にもあるように、カツオノエボシ、と聞きなれない生物ですが、そのような生物が遊泳区域に入ってくることを防ぐ役割をするのが防護ネット(クラゲネット)です。
役割その2:遊泳者のために遊泳区域を表す目印
防護ネットがあるビーチの場合、ほとんどが監視員がいると思います。
監視員がいるビーチは、基本的に沖縄県の条例 「沖縄県水難事故の防止及び遊泳者等の安全の確保等に関する条例」を守っている海水浴場です。
条例は様々な面で遊泳者の安全について、しっかりと定義されています。
条例のとおりに守られていない海水浴場は、公安委員会(けいさつを管理する機関)がしっかりと立ち入り検査や指導をしてくれます。
条例内では、遊泳区域についても決められているので、遊泳区域があるビーチは、安全に配慮されたビーチと言えます。
条例外のビーチにある看板
不慮の事態に備えて、遊泳する僕たちを監視してくれている人がいる、なんてとても頼もしい限りです。(でも、お酒を飲んだら遊泳禁止です!!)
安全に海水浴を楽しむために
せっかく沖縄の広くてのんびりとした海で泳ぐなら、防護ネットや遊泳区域のあるビーチは誰もが抵抗があるかもしれません。
ただ、ハブクラゲだけでなく、他にも危険なお魚がたくさんいます。
実際に起きている事故を見ると、想像以上に沖縄の海は危険です。
せっかくの楽しい旅行が、大きな事故とならないためにも、ぜひ防護ネットや監視員がいるビーチを選らんでもらいたいです。
また、お子さんがつい浮き輪でプカプカと遠くに行ったりしないように遊泳区域のあるビーチで泳ぐことをオススメします。
あのネットや遊泳禁止区域のないビーチってあるんですか?ネットの中は体臭と汚物臭で沖縄海は今まで行った中で最低ランクインしてます
はじめまして!ネットがないビーチや遊泳禁止をしていないビーチ、もちろん沖縄にはたくさんありますよ!海水の匂いや透明度は、生活排水が影響するので、那覇とか人が多く住んでいる地域のビーチであれば、人によって匂いが気になる時もあるかもしれませんね^^;
ただそのようなビーチは、沖縄全体で見たら数パーセントもないので、ぜひ離島や田舎のほうのビーチもおすすめします!