すべては渡名喜島上陸で始まった
沖縄のビーチをひたすら探し周る僕が渡名喜島に訪れたのは、2016年夏。
沖縄本島からフェリーで2時間程度のところにある小さな島だ。渡名喜島へ行く前からどこにビーチがあるか徒歩で行けるのか自転車を借りたほうがいいのか、とにかく色々調べてからいつも離島にたどり着く。
この時も小さな島でビーチの数も3箇所くらいだったので一泊二日で良いだろうと考えていた。時間もたっぷりあるのでビーチの写真を撮ったら、のんびり島でも散策しようと考えていた。
偶然、ウミガメの看板見つける
そして、一つ目の呼子浜と呼ばれるビーチに自転車に乗って向かっていたところ、偶然途中に気になる看板のようなものを見つけた。内容は、ざっくり以下のような感じ。
・呼子浜は、ウミガメの浜という意味
・呼子浜では、ウミガメが頻繁に観察される
・夏の時期は、産卵のために砂浜に上陸する
「ウミガメがそこらへんにいるということ?」とほとんど信じずに何気なく海を眺めてみた。
しかし、産卵どころかウミガメの気配もない。やれやれ、と思いながらぼけーっと海を引き続き眺めていた。その時、なんか海面に影を見つけた、気がした。「ん!?今なんかいたぞ」
目の錯覚ではないとなんとなく自信があったため、デジカメを手にしばらく呼子浜を監視することにした。
2時間近くトナッシーを探すの巻
せっかくの沖縄旅行なんだから、もっとのんびり過ごそうよ、と自分にツッコミを入れたい。ずーっと海を眺めていたものだから、なんか目がシパシパするし、あるものないもの全てウミガメに見える始末。
宿の夕食の時刻が18時半。16時過ぎくらいから2時間程度、監視していたことになる。そして、小さなデジカメのディスプレイでは、なかなかよく分からなかったが、何とかウミガメを動画に収めることができた。その動画がこちらだ。
渡名喜島の未確認生物トナッシーの撮影に成功しました(渡名喜島)
撮れてるというのか?コレは。けれど、サイトに掲載できる動画が撮れたーってことでなんとなく大満足して、宿に帰りました。
そして、渡名喜島で朝5時起床
夕食を食べた後も渡名喜島のウミガメのネタをインターネットで探し続けたところ、8月の早朝(夜中?)には、運がよければウミガメの孵化が見れる、じゃありませんか!
ホントかな?でも見れるなら、頑張りたい!>_<
ってことで、早朝5時に起きて、再度呼子浜に自転車で向かいました。気になる孵化ですが、残念ながら見れませんでした。T_T
しかーし!!
「ん?なんじゃこりゃ。戦車の跡?」
「んん!?もしやー」
ということで、これはウミガメが産卵する時に砂浜に上がってきた時の足跡でした。左側に見える窪みは、ウミガメの卵が埋まっている(はず)。
これは、なんか感動しました。法律でウミガメも卵もむやみに触ってはいけないと決まっています。しかし、見るのは無料(ただ)。
そして、産卵も孵化も見れなかったのだけれど、なんか貴重な体験が出来たということで渡名喜島を後にしました。(実は出発当日のフェリーが到着する30分前までまた2時間くらい動画撮影していましたが・・。
阿嘉島の奇跡
この時の沖縄離島巡りのたびで渡名喜島の後に阿嘉島という離島にも行きました。
そして、そこで偶然、奇跡が起きました。
その奇跡とは!
阿嘉ビーチと呼ばれる砂浜でシュノーケリングをしていたところ、足元にウミガメ君が!奇跡や! >_<
数時間、海とにらめっこしていたのが嘘のように簡単に間近で見ることができました。(もちろん触ってはいけません。)
あっちの海藻、こっちの海藻。とずっとムシャムシャ海藻を食べていました。
初めてウミガメを間近で見たのでとても感動し、興奮しました。
興奮しすぎて、深さが3メートルくらいあったので、少し溺れそうになりました。
ウミガメの産卵をいつか必ず見るぞと誓う
ウミガメ本体は、見れたので、今度は産卵 or 孵化を見たい!と思ってしまったので、いつかの夏休みは、ウミガメ目的でまたどこかの離島でウミガメを探しに行こうと誓いました。
おまけ 渡名喜島の早朝の風景。
ウミガメ君、孵化は見せてくれませんでしたが、素敵な景色を見せてくれました。おしまい。